テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第9章 ~運命の日~

でも、スクリーンの画面の光で薄暗い程度だけど、兄さんと研磨さんがいるのがわかった。

「……。」

僕は、215号室で行われている行為に言葉が出なかった。

中で衣類を着たまま、2人で抱き合ってディープキスをしていた。

「なんで、兄さんと研磨さんが…。」

なんで、2人は抱き合ってディープキスしてるの…?

「……そういう関係だったんだ…。」

僕の中で嫉妬と憎悪、悲しみ、驚愕、いろんな感情が込み上げ渦巻いてごちゃ混ぜになっている。

「……ハハハ、ハハハハハ…。」

僕は、そのまま隣の216号室へ入って行った。

◇カラジャン天王寺店2階・215号室◇

-研磨視点-

「歩…歩…歩っ…。」

「あっ…んぅ、や…んンっ…あぁ…け、研磨君っ///」

明かりが消え、暗い部屋の中で俺は激しく歩を突いている。

部屋の冷房は効いているけど、全裸で密着してるから互いの体温は温かい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ