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腐男子恋愛日常-parallel world-

第9章 ~運命の日~

◇道中◇

-歩視点-

「じゃあ、またな~」

「うん、ばいば~い」

カラジャンから出た僕と研磨君は、道の途中で別れてそれぞれの家に帰った。

◇日向家2階・歩の部屋◇

その日の夜、家には僕と真の2人だけ。
お父さんとお母さんは、出張で明日の朝に帰って来る予定だ。

「真、家に帰って来てから何か元気がなかったな…。」

理由を聞いても、真は無言で答えないし…。

空手の稽古で、失敗か何かしたのかな?

そんなことを考えていると、部屋のドアがノックされる。

「入って良いよ」

ベッドの上で寝転がったまま返事をした。

そしたら、部屋のドアが開いて真が入って来た。

「……。」

真は、僕の部屋に入ってドアを閉めて鍵をロックする。

「真、どうしたの?
今日、帰ってからずっと元気ないけど」

「……兄さん、今日の昼過ぎに研磨さんとカラジャン天王寺店にいなかった?」

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