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腐男子恋愛日常-parallel world-

第9章 ~運命の日~

「もちろん、反対したよ…。」

兄さんは、僕が反対するのをわかってて打ち明けなかったんだ。

多分、僕を説得するための理由を考えてたけど、なにも思いつかなかった。

だから、打ち明けることを諦めた兄さんと研磨さんは、ずっと隠し続けること決めたんだと思う。

「真、本当に隠しててゴメン…。
でも、僕達は真剣なんだ…。」

この時、兄さんに何を言っても無駄だと思った。

兄さんの決意は固いって、その真剣な表情を見たら一目瞭然。

「……なんで、なんで男が好きなんだよ…。」

「真…?」

「兄さんがノンケなら、普通に女の人が好きなら、兄さんを幸せにしてくれる女性なら、諦めがついて祝福もちゃんとしたのにッ…。」

「真……うわっ!?」

兄さんは、僕にベッドへ突き飛ばされ、そのままベッドの上へ倒れる。

「ちょっと、真!?」

兄さんが体を起こす前に、僕は兄さんの上に跨って押し倒す。

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