腐男子恋愛日常-parallel world-
第10章 ~歩の嘘~
「赤の他人ならまだしも、血の繋がった実の兄を好きになってしまった…。
近親相姦は、許されることじゃない…。
それでも、兄さんのことが大好きで愛している…。」
真は、両手を震えさせながら、僕の両腕を持ってそのままそっと握る。
「決して報われない思い…。
絶対に結ばれることもない…。
だから、本当の気持ちに気付いてからも、自分の気持ちを押し殺して過ごしてきた…。」
「真…。」
「……僕は兄さんの弟、兄さんは僕の兄…。
結ばれることが許されないなら、せめて妄想の中でなら良いよね?って気持ちで…。
妄想の中で、兄さんを犯し続けてきた…。」
「……。」
僕の両腕を握る、真の両手の力が少しこもる。
「兄さんと結ばれないなら、せめて兄さんが結婚するまではずっと兄さんのそばにいようって決めてた…。
ブラコン兄弟でいれれば、それで良いって…。」
近親相姦は、許されることじゃない…。
それでも、兄さんのことが大好きで愛している…。」
真は、両手を震えさせながら、僕の両腕を持ってそのままそっと握る。
「決して報われない思い…。
絶対に結ばれることもない…。
だから、本当の気持ちに気付いてからも、自分の気持ちを押し殺して過ごしてきた…。」
「真…。」
「……僕は兄さんの弟、兄さんは僕の兄…。
結ばれることが許されないなら、せめて妄想の中でなら良いよね?って気持ちで…。
妄想の中で、兄さんを犯し続けてきた…。」
「……。」
僕の両腕を握る、真の両手の力が少しこもる。
「兄さんと結ばれないなら、せめて兄さんが結婚するまではずっと兄さんのそばにいようって決めてた…。
ブラコン兄弟でいれれば、それで良いって…。」