テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

「マジ、何なんだよコイツ!」

「ありえねえ!」

「日向、可哀想に…。
こんな害悪でキチガイな不良に、関わったせいで…。」

みんな、好き勝手放題に不満や怒りを漏らす。

「今までは、歩の気持ちを尊重して我慢してきたけど、もう我慢の限界だ!」

「僕と飛鳥は、歩と始業式の時からの親友だ
歩に危害をくわえたら許さない」

「……。」

チッ、早く保健室に行きたいけどこの状況で、強行突破は難しいな…。

「誓ってよ」

「は?」

「今、ココで土下座しろ
それどもう二度と、歩に近付かないって誓えよ」

綺羅の言葉に、鈴村も頷く。

「そうだ、誓えよ
歩に二度と近付くな」

羽交い締めを解かれた鈴村は、綺羅の横に並んだ。

「ほら、早く土下座して誓えよ」

「いっそうのこと、学校辞めて姿消してくれよ」

「そしたら、クラスに平和になるし」

他の奴らも、俺に土下座と誓いを強要する。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ