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腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

コイツら、勝てないってわかっててどういうつもりだ?

「俺と総一郎が、お前に勝負して怪我でもして、先生達に梶に殴られたり蹴られてって、事情説明したらどう思う?」

「仮に、梶が否定しても先生達はどっちを信用するかな」

「なッ」

そんなの、答えは明白だ。

不良の俺と、鈴村達の言い分なら教師達は、明らかに鈴村達を信用する。

「ほら、わかったなら土下座して誓い―――――」

「お前ら、ボイスレコーダーって知ってるか?」

綺羅の言葉を遮り、綺羅と鈴村に質問した。

「はあ?」

「それぐらい知ってるぞ」

「フッ」

俺は、2人に対して鼻で笑うとポケットに仕込んでた、ボイスレコーダーを取り出す。

「なッ…。」

「おい、それって…。」

「そう、ボイスレコーダーだ」

そう言うと、綺羅と鈴村を含むクラスメート達がざわつき始める。

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