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腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

「綺羅と鈴村が、俺に話しかけてからずっと会話を録音してたんだ」

俺は、ボイスレコーダーをポケットにしまう。

「つまり、このボイスレコーダーを証拠として提出すれば、どうなるかわかるよな?」

「ッ…!」

「お前…!」

綺羅と、鈴村の表情が歪む。

「理由はどうであれ
綺羅と鈴村を筆頭に、クラスの殆どが一緒になって1人のクラスメートに土下座と命令強要は、流石にマズいんじゃね?」

「流石は、不良だな
やる事が汚い」

俺にしてやられたのが気に入らないのか、まだ悪態をつく綺羅。

「汚いのはどっちだよ?
1人の人間に、大勢で追い詰める方がよっぽど汚えぞ」

「うるさいよ!
不良のクセに、社会のゴミのクセに偉そうに言うんじゃないよ!」

「おい、総一朗
落ち着けよ!」

今度は逆に、声を荒げる綺羅を鈴村が宥めている。

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