テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

「それより、そこどけよ
歩を迎えに行けねえじゃんかよ」

「黙れ!
馴れ馴れしく、歩の名前を口にするんじゃねえ!」

「そうだ!
歩は、お前みたいな人間の屑と一緒に、いるような奴じゃないんだよ!」

綺羅と鈴村は、あくまで俺と歩が一緒にいるのが気に食わないみたいだな。

「なあ!?
みんなも、そう思うだろ!?」

「「「「「……。」」」」」

綺羅の問いに、他のクラスメート達は誰も答えない。

「おい!
何を黙ってんだ!?」

鈴村が、他のクラスメート達に怒鳴る。

「いや、だってさ…。」

「あまり、余計な事を言うとさ…。」

「声を録音されるじゃん…。」

「もし、先生達にバレたら面倒だし…。」

どうやら、他のクラスメート達はボイスレコーダーで、声を録音される事に恐れてるみたいだ。

「なッ…。」

「おい、お前ら…!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ