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腐男子恋愛日常-parallel world-

第5章 ~新たな仲間達と結ばれる2人~

「でも、歩と出会ってから俺の日常は変わった
初めての腐男子友達が出来て嬉しかった」

その気持ちは、嘘偽りなく本当のことだ。

「歩は、ヤンキーの俺も腐男子の俺も、両方の俺を受け入れてくれた
自覚はしてなかったけど、多分あの屋上に呼び出した日から歩に惚れてたかも」

「そうなんだ」

「それから、一緒にBLトークで盛り上がったり、真とも腐男子友達になれた
そして今日、勝平と平次とも腐男子友達と普通の友達になれて、新たな楽しい日常になった」

蛍と聡と一緒にいる楽しさとは違う、新しい楽しい気持ち…。

「好きって自覚し始めたのは、歩が俺を庇って倒れた時だぞ
あの時は本気で悲しんだ、お前を失いたくないって思った」

あんなショック受けるほど、悲しい気持ちになったのは初めてだった。

「最終的に、クラスの奴らから俺を庇ってくれたのが決め手になった」

「そう…。」

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