知らない世界
第2章 まさかのクラスメイト
先生が来るまで、転校生がどのクラスか盛り上がっている。
教室の扉が開き、先生が入ってくると後ろから1人、下を向いたまま入ってきた。
クラス中が、さらに盛り上がった。
雅紀は下を向き、俺はガン見した。
「え~と、今日からこのクラスに転校してきた二宮か・・・えっ!?」
そいつは先生を軽く押し退け、教壇に立った。
「俺が転校生の二宮和也だ。
俺のことを知らないやつも、知ってるやつも、まぁよろしく頼むわ」
俺と目が合い、ニヤリと笑った。
目をそらせたとき、ふとまわりを見渡すと、雅紀以外にうつ向くやつが何人かいた。
あいつの席は真ん中の一番後ろ。
席に移動する途中、何人かの肩をポンッ!と叩いていった。
席につくとまた目が合った。
「さぁ、授業始めるぞ」
俺はまた目をそらせ、外を見た。
「あっ、あの人・・・
用が済んで、もう帰っちゃうんだな」
しばらくじっと見つめていた。
正門を出る少し手前で、あの人は立ち止まり、振り返った。
正門からじゃあ生徒の顔なんかわかるわけないのに、俺は目が合ったような気がして、慌てて目をそらした。
「何目をそらしてるんだ?
わかるわけないのに・・・
でも、ドキドキしてるのはどうしてかな?」
教室の扉が開き、先生が入ってくると後ろから1人、下を向いたまま入ってきた。
クラス中が、さらに盛り上がった。
雅紀は下を向き、俺はガン見した。
「え~と、今日からこのクラスに転校してきた二宮か・・・えっ!?」
そいつは先生を軽く押し退け、教壇に立った。
「俺が転校生の二宮和也だ。
俺のことを知らないやつも、知ってるやつも、まぁよろしく頼むわ」
俺と目が合い、ニヤリと笑った。
目をそらせたとき、ふとまわりを見渡すと、雅紀以外にうつ向くやつが何人かいた。
あいつの席は真ん中の一番後ろ。
席に移動する途中、何人かの肩をポンッ!と叩いていった。
席につくとまた目が合った。
「さぁ、授業始めるぞ」
俺はまた目をそらせ、外を見た。
「あっ、あの人・・・
用が済んで、もう帰っちゃうんだな」
しばらくじっと見つめていた。
正門を出る少し手前で、あの人は立ち止まり、振り返った。
正門からじゃあ生徒の顔なんかわかるわけないのに、俺は目が合ったような気がして、慌てて目をそらした。
「何目をそらしてるんだ?
わかるわけないのに・・・
でも、ドキドキしてるのはどうしてかな?」