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知らない世界

第11章 かずの心の準備

3泊4日の修学旅行旅行。
なんとうちの学校はスキー。
そう、季節は冬になっていました。
俺も雅紀も子供の頃、少しだけどやったことがあるから経験者コース。
かずは初心者コースでレッスンを受けることになった。
運動神経がいいのか、筋かあるのか、あっという間に経験者コースの俺達と合流。
初心者女子はがっかり。
経験者女子は大喜び。
他の男子が羨むほどのモテっぷりは相変わらず。


「相変わらずモテモテですなぁ」

「そうだな」


どの子がかずのお気に入りなのか。
その前にこの学校の子なのか。
どちらにしても、俺はもうその事は口に出さないようにしている。
かず自身の事だし、また何かあったらかずから言ってくるだろうしね。

・・・と言いながらも、やっぱ気になる。

もしかしたら、お気に入りの子を探してんじゃないかとかずをコソッと見てみるけど、そんなそぶりもない。
時々女子が寄ってくるものの、食事も休憩も俺達男連中といつものバカ騒ぎ。


ーこの学校の子じゃないのかなぁ?ー


1日目が終わり、2日目も何もアクションを起こさないまま終わってしまった。

3日目、今日は午後から練習の成果を発表。
要するにテストってやつです。

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