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知らない世界

第12章 ついに告白

途中のドライブインのレストランで自由昼食。
俺達はいつものメンバーで固まった。


「何にしようかなぁ・・・」

「何がいいかなぁ・・・」


メニューを選んでいると隣にやって来たのはかずだった。


「か・ず・・・」

「お前さぁ、気にしてるだろ?」

「なっ、何を?」

「昨日の事」

「いや・・・そんな気になんて・・・」

「諦めたとはいえ、一度でも惚れたお前の事が解らないわけないだろ?」


改めて言われると、超恥ずかしいんですけど。


「俺は大丈夫。気分はスッキリだからさ。
お前がいつも通りにしてくれないと、回りが変だと思うだろ」

「うっ、うん・・・わかった。
ありがとう、かず」

「お礼を言わなくちゃいけないのは俺の方だよ。
ありがとう」

「潤、かず、何にするか決めた?」


雅紀が声をかけてきた。


「俺はハンバーグ、潤は?」

「う~ん・・・俺もかずと同じ、ハンバーグにしようかなぁ・・・みんな決まった?」

「うん。じゃあ入ろうか」


中に入り、空いている席に座った。
3日間のスキーをデジカメで撮った写真を見て盛り上がっていると、注文した食事が運ばれてきた。




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