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知らない世界

第13章 まさかの告白

「そうだよな・・・
疲れているのに誘って悪かったな。
さぁ、家まで送るよ」 

「あっ、ごめんなさい。
気を悪くしないでくださいね」

「してないしてない」


店を出て、まず雅紀の家へ。


「ごちそうさまでした。ありがとうございました。
潤、またな」

「じゃあな」


俺は翔さんからの電話が気になって、大野さんが話しかけてきても、まったく耳に入ってなかった。


「おい潤・・・聞いてる?」

「あぁ、ごめんなさい。
ちょっと眠くなってきて、ぼ~としちゃいました」

「それならいいけど。
お前何か心配事とかあるんじゃねぇのか?」

「えっ・・・別に・・・ないですけど」

「それならいいけど・・・
さぁ、着いたぞ。荷物家まで運んでやるよ」

「すみませんでした。
送ってもらって、食事もご馳走になって、本当にありがとうございました」

「あのさ潤、何か心配事があったらいつでも言ってこい。
お前の為なら、何でもしてやるよ」

「はい、ありがとうございま・・・あっ!」


俺の肩を抱き寄せた。


「大・・・野さん?・・・んふっ」


見上げると大野さんの顔が近づき、唇が重なった。

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