知らない世界
第14章 子供から大人へ
「やっぱ・・・いいや」
「何だよ、そこに入ってるんだろ?
見せてみろよ」
「いいよ、またガキって言われるだけだから」
「言わないから出せよ」
「いいっ!」
ファスナーを閉めた。
「あっ、閉めやがったな。
ほら・・・こっちに貸せよ」
「あっ・・・何するんだよ、返せって!」
カバンを取り上げられ、ファスナーを開けられた。
「あっ、これ・・・ふふん」
恥ずかしくなって、翔さんの膝に顔を伏せた。
「見た目によらず、可愛いもの買ってくるな。
でも買うとき誰かに見られなかったか?」
「帰るギリギリに買った」
「また何で買おうと思ったんだ?」
「翔さんにお土産なくて、どうしようか考えてたら、これが目に入って・・・」
「目に入ってこれだっ!って思ったのか?」
「付き合ってる人って、何かこんなようなの持ってるよなって思って・・・
ガキって言いたいんだろ?」
「そんな事ないよ。嬉しいよ、ありがとう。
お前も付けろよ」
テーブルの上に手を伸ばした。
お互いの鍵に“SHO”“JUN”のキーホルダーを付けた。
「ありがとう、凄く嬉しいよ」
「マジで?」
「うん、マジだよ」
俺をギュッと抱き締めた。
「何だよ、そこに入ってるんだろ?
見せてみろよ」
「いいよ、またガキって言われるだけだから」
「言わないから出せよ」
「いいっ!」
ファスナーを閉めた。
「あっ、閉めやがったな。
ほら・・・こっちに貸せよ」
「あっ・・・何するんだよ、返せって!」
カバンを取り上げられ、ファスナーを開けられた。
「あっ、これ・・・ふふん」
恥ずかしくなって、翔さんの膝に顔を伏せた。
「見た目によらず、可愛いもの買ってくるな。
でも買うとき誰かに見られなかったか?」
「帰るギリギリに買った」
「また何で買おうと思ったんだ?」
「翔さんにお土産なくて、どうしようか考えてたら、これが目に入って・・・」
「目に入ってこれだっ!って思ったのか?」
「付き合ってる人って、何かこんなようなの持ってるよなって思って・・・
ガキって言いたいんだろ?」
「そんな事ないよ。嬉しいよ、ありがとう。
お前も付けろよ」
テーブルの上に手を伸ばした。
お互いの鍵に“SHO”“JUN”のキーホルダーを付けた。
「ありがとう、凄く嬉しいよ」
「マジで?」
「うん、マジだよ」
俺をギュッと抱き締めた。