知らない世界
第17章 寂しい夜
「潤、本当にそれだけか?」
「それだけだよ」
「本当に誘われてないのか?」
「誘われてねぇよ。
大一俺、あの人の前で喧嘩したことねぇし。
かずの事でときどき連絡取り合ったりはしてるけどね」
「それならいいけど・・・
お前の付き合い悪いの、もしかして友達としてではなくて組に出入りしてるのかと思ったよ」
「お前の妄想劇場は凄いな。
よくもまぁそこまで繰り広げられるもんだよ」
「へへっ、そうか?」
「いや、別に褒めてねぇし」
ふぅ・・・
一瞬、翔さんとのことバレたかと思ったよ。
こいつが鈍感というか、いい意味でバカでよかったよ。
そう言えばいつだったか翔さんに、俺とまともにやりあったら、勝てる気がしないなんて言われたな。
喧嘩してるところなんて見せたことないのに。
・・・はぁ。
雅紀が変なこと言ってくるから、翔さんに会いたくなっちゃったじゃねぇか。
思わず携帯のアドレス開き、しばらく見つめた。
「潤、電話?・・・もしかして櫻井さん?」
「いやっ、違う・・・電話がなった気がして」
会いたくなっちゃうから、俺が勝手にかけなかっただけなんだけど・・・
「電話・・・かけてもいいかな?」
「それだけだよ」
「本当に誘われてないのか?」
「誘われてねぇよ。
大一俺、あの人の前で喧嘩したことねぇし。
かずの事でときどき連絡取り合ったりはしてるけどね」
「それならいいけど・・・
お前の付き合い悪いの、もしかして友達としてではなくて組に出入りしてるのかと思ったよ」
「お前の妄想劇場は凄いな。
よくもまぁそこまで繰り広げられるもんだよ」
「へへっ、そうか?」
「いや、別に褒めてねぇし」
ふぅ・・・
一瞬、翔さんとのことバレたかと思ったよ。
こいつが鈍感というか、いい意味でバカでよかったよ。
そう言えばいつだったか翔さんに、俺とまともにやりあったら、勝てる気がしないなんて言われたな。
喧嘩してるところなんて見せたことないのに。
・・・はぁ。
雅紀が変なこと言ってくるから、翔さんに会いたくなっちゃったじゃねぇか。
思わず携帯のアドレス開き、しばらく見つめた。
「潤、電話?・・・もしかして櫻井さん?」
「いやっ、違う・・・電話がなった気がして」
会いたくなっちゃうから、俺が勝手にかけなかっただけなんだけど・・・
「電話・・・かけてもいいかな?」