知らない世界
第18章 会いたくて
「ねぇ私、開けて」
「何しに来た。2度と来るなって言っただろ?」
「いいからとにかく開けてよ。
どうしても伝えたいことがあるからさ」
迷いながらもドアを開け、部屋に入れた。
「何の用だ」
「まぁ待って、慌てないでよ」
そう言ってキッチンへ行き、冷蔵庫からビールを出して飲み始めた。
「ふぅ・・・
今下で高校生かな?会ったけど、もう生意気なガキで、気分悪いわ」
高校生?生意気なガキ?
「でそいつどうした?」
「知らないわよ。
私とエレベーター乗りたくないって、階段を上がっていったから。何階まで行くのかはわからないけど、若いから大丈夫じゃない?」
もしそいつが潤だったら、俺の部屋に着くころなのにまだ来ない。
「・・・!?」
俺は慌ててベランダへ飛び出した。
下を見ると、以前俺が買ってやった服を着た潤がマンションから離れていく姿が見えた。
「潤・・・」
叫んだところが聞こえる訳もない。
もう少しの我慢なのに、俺だってお前に会いたくてしかたないのに。
「何、あのガキ知り合いなの?」
「若の友達だよ」
「あのできの悪い2代目の友達?
できの悪いもの同士、お似合いだわね」
「何しに来た。2度と来るなって言っただろ?」
「いいからとにかく開けてよ。
どうしても伝えたいことがあるからさ」
迷いながらもドアを開け、部屋に入れた。
「何の用だ」
「まぁ待って、慌てないでよ」
そう言ってキッチンへ行き、冷蔵庫からビールを出して飲み始めた。
「ふぅ・・・
今下で高校生かな?会ったけど、もう生意気なガキで、気分悪いわ」
高校生?生意気なガキ?
「でそいつどうした?」
「知らないわよ。
私とエレベーター乗りたくないって、階段を上がっていったから。何階まで行くのかはわからないけど、若いから大丈夫じゃない?」
もしそいつが潤だったら、俺の部屋に着くころなのにまだ来ない。
「・・・!?」
俺は慌ててベランダへ飛び出した。
下を見ると、以前俺が買ってやった服を着た潤がマンションから離れていく姿が見えた。
「潤・・・」
叫んだところが聞こえる訳もない。
もう少しの我慢なのに、俺だってお前に会いたくてしかたないのに。
「何、あのガキ知り合いなの?」
「若の友達だよ」
「あのできの悪い2代目の友達?
できの悪いもの同士、お似合いだわね」