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知らない世界

第3章 反省

若にボコボコにされ、汚れボロボロになった服を、目を覚まさないようにそっと脱がせた。
男のわりには綺麗な肌。
その綺麗な肌が、殴られ傷だらけ。


「派手にやられたな。
もしかして、ここのアホぼんにやられたのか?」

「そんな言い方は止めてくれないか」

「すまんすまん。
でも二代目がこんなことばかりして、お前も大変だな」

「それが俺の役目ですから・・・
それにさっき、もうこう言うバカな事はしないって約束してくれましたから・・・大丈夫です」

「本当かね・・・まっ、いいか。
骨は折れてはいなさそうだ。
これだけ殴られているから、2・3日はまともに物が食えねぇかもしれない。消化のいいものを食うように言っといてくれ。
痛み止の薬を3回分出しておくから、直らないようだったら俺んところ連れてこい」

「わかりました、ありがとうございました。
金、いつもの口座に振り込んでおきます。
おいっ、先生をお送りしろ!」


俺は1人、部屋に残った。


「兄貴、俺代わります」

「いや、大丈夫。
これは俺の責任でもあるから、自分の仕事に戻ってろ」

「わかりました。
何かあったら、すぐ呼んでくださいね」

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