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『もしもし潤、今どこなの？
あなた雅紀に荷物持ってこさせて、何してるの？
雅紀に聞いても知らないって言うし。
どこであぶらうってるの？早くかえって来なさい』

『あっ、あのぉもしもし、自分櫻井と申します。
潤君のお母さんですか？』

『櫻井・・・さん？
あのぉ・・・潤の携帯・・・ですよね？
そこに潤いますか？』

『実はうちの若のせいで、ケガをされて、今治療が終わって眠っているところなんです。
目が覚めたら送って・・・』

『若？・・・ケガ？
もしかして、ケンカでもしたんですか？
もうしないって、あれだけ約束したのにまたあの子は・・・
おたくは大丈夫ですか？ケガはしてないですか？
すみません、ご迷惑かけて・・・』

『ちょっ、ちょっと待ってください。
落ち着いてください。
うちの若が、ご迷惑をおかけしたんです。
潤君は何も悪くないんです。
自分の監督不行き届きで、本当に申し訳ありません。
目を覚ましたら、お宅に責任もって送りますので、ご心配なさらないでください』

『ご迷惑おかけします。
よろしくお願いいたします』

『もし何かお手伝い出来ることがありましたら、うちの若いのを行かせますけど・・・』

『大丈夫です。
雅紀・・・手伝いがいるので。
それでは・・・』