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『潤に手を出してないだろうな？』

『暴れてくれたから、教育できないお前達に替わって、ちょっとしつけしてやったよ』

『電話に潤を出せ。声を聞かせろ』

『しかたねぇな・・・ほら、電話かわれって』

『もしもし潤？もしもし大丈夫か？
もしもし、もしもし潤、何か言えよ』


何で何も答えてくれないんだよ。
声を聞かせろよ。


『こいつお前が言うただの高校生なら、ヤ○ザ相手にいい度胸しているよ』

『お前達、何が目的何だ？』

『下の者のしつけができない組長に、東会の会長は、つとまらないんじゃないかな・・・』

『やっぱりそれが目的なんだな』

『目的って嫌な言い方だな。
しつけができない、まとめる力のない者がいくつもの組をまとめる会長には、ふさわしくないんじゃないかって言ってるんだよ』

『お前のところがふさわしいとでも？』

『まぁこの状況からしたら・・・そうだな。
これを機会に、組長を説得したらどうだ？』

『断るって言ったら？』

『そうだな・・・おい、やれっ』


電話の向こうが騒がしくなった。


『おいっ、何する気だ？』

『説得する気にさせてやるよ』


ーう"ぅぅぅ・・・あ"ぁぁぁ・・・ぎゃっ！ー