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知らない世界

第24章 久しぶりの温もり

俺の上に倒れ込んできた翔さん。


「はぁ・はぁ・・・翔さん、キスして・・・?」

「う"ぅぅぅっ・・・」

「翔さん・・・翔さん?」


うなされ動かない翔さん。


「翔さん!翔さん大丈夫?翔・・・!?」


揺り動かした翔さんの背中のさらしが、赤くなっていた。


「傷口が開いちゃった?
どうしよう・・・翔さん待ってて。
先生に電話して、来てもらうよ」


慌ててベッドから起き上がり、病院の先生に電話をかけた。


『はいっ・・・そうです。
先生早く来てください、お願いします』 


電話をきり、俺は服を着た。


「ヤバい!こんな姿じゃ疑われちゃう」


苦しむ翔さんに、下だけ履かせた。


「ごめん翔さん。すぐに先生来るからね」

「う"ぅぅぅ・・・潤、すまない・・・」

「俺のほうこそ・・・」


ーピンポーン!ー


えっ?先生にしては早すぎないか?
・・・ったく誰だよ、こんな忙しいときに。


「は~い・・・」


玄関行きドアを開けた。


「あっ、潤!」

「まっ、雅紀・・・どうした?」

「どうしたじゃないよ。良かった無事で・・・」


雅紀だった。








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