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知らない世界

第24章 久しぶりの温もり

「全然連絡が取れないから心配してたんだよ」

「あぁ、ごめん・・・」

「晩飯持ってきたんだ」

「あっ、ちょっ、ちょっと待って・・・」


ヤバい、俺の部屋に怪我した翔さんがいる。
しかも・・・直後だし・・・。


「何だよ・・・
あっ、お前どうしたんだよその包帯。
やっぱヤ○ザっぽいのに連れていかれたって、本当だったのか?」

「それはその・・・あっ、待った・・・」

「お前ヤ○ザ相手に何をしたんだ・・・あっ!」


俺の部屋を開け、立ち止まる。


「何々、どうしたの?誰なの?」

「翔さんだよ。怪我してるんだ」

「翔・・・さん?」

「かずんとこの、櫻井さんだよ」

「櫻井さんがどうしてここに?
って言うか、こんなひどい怪我していて病院へ行かなくていいのか?」

「さっき先生読んだから、もう少しで来るよ。
でもよく俺がいることわかったな」

「電気がついてたからに決まってるだろ?」

「・・・?雅紀・・・か?」

「大丈夫・・・ですか?」

「ありがとう、大丈夫・・・あ"っ」

「翔さん頑張って。もうすぐ先生来るから」

「なぁ潤、ところで何でお前裸なんだ?」

「それは・・・」






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