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知らない世界

第24章 久しぶりの温もり

雅紀は帰り、持ってきてもらった料理を翔さんと食べた。


「ねぇ翔さん、かずの組大丈夫かな?」

「大丈夫って?」

「あいつら会長がどうの、俺の責任がどうのって言ってたけど・・・」

「今回のことは全て親父さんに報告する。
やつらのやったことは証拠が上がってるんだ。
親父さんに任せておけば、明日にでも解決するから心配しなくていいよ」

「全て落ち着いたら俺、かずのお父さんに謝りに行こうかな?」

「そんなことしなくても、俺から伝えておいてやるよ」

「いやっ、やっぱこう言うことは自分で謝らなきゃいけないよ」

「本当にお前はヤンチャなくせして、そう言うところはちゃんとしてるよな」

「何かそれ、久々に言われたよ」

「まぁお前がそうしたいなら、そうしたらいいよ。
親父さんが家にいるとき、連絡してやるから家に来るといいよ」

「うん、わかった」


食べ終わった食器を片付けた。
洗い物を済ませ部屋に戻ると、ベッドに横になっていた。


「どお?痛む?」

「まぁな。珍しいことでもないけどな。
潤・・・おいで」

「駄目だよ翔さん、また傷口が開いちゃうよ」

「わかってるよ。
お前を抱いて寝るくらいはいいだろ」


伸ばされた腕のなかにおさまり、朝まで眠った。

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