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学校が終わり、かずと二人で学校からしばらく歩いたところにあるコンビニまで行った。


「かずのお父さんに会うの、いざとなると緊張するな」

「そんなに緊張することないよ。
ただの親父だよ」

「そうかもしれないけど、俺達からしたら悪いけど、ヤ○ザの組長さんだからな。
俺はテレビとかでしか見たことがないだぜ」

「確かにお前達からしたら、非現実的な世界だからな。
自分の親父で言うのも変だけど、俺の親父は筋が通った人だから大丈夫」


コンビニに着いたら車が止まっていた。


「若、お帰りなさい」


車から組の若い人が下りてきた。


「若、お帰りなさい。潤・・・」

「はっ!!」


助手席からは大野さんが下りてきた。


「ただいま。
なぁ、そろそろみんなと帰りたいけど・・・」

「櫻井の兄貴から、襲われることはもうないと思うけど、念のためにってことで・・・」

「念のため・・・か。
まぁいいや。何かこうして潤と学校以外で話せるのも久しぶりだし・・・んっ、どうした潤」

「いやっ、別に・・・
やっぱ俺、このまま帰るよ」

「潤、乗っていけよ。兄貴からお前も乗せてくるように言われてるから」

「はい・・・」


車に乗り込むとき、大野さんに肩をポンポンとたたかれた。