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知らない世界

第26章 お仕置き

家を出てからはいつも通りの雅紀。


「潤、今日もかずと帰るのか?」

「今日は病院へ行くから一緒にはかえらないよ」

「そっか・・・病院って、一昨日来ていた先生のところか?」

「そうだよ」

「遠いのか?俺も暇だから付いていこうかな」

「別にいいけど」


ただ俺が無茶な事をするから、それで心配してるだけなのかな?


「おはよう潤、雅紀。
潤、今日も一緒に乗っていくか?」

「ありがとう。今日はいいよ。
帰りに病院へ行くから」

「悪かったな、俺をかばったばかりに打たれちゃって・・・俺、病院付いていこうか」

「いいよ、雅紀が付いて来てくれるって」

「そっか・・・
今回の事が落ち着いたら、また遊びに行こうぜ。
俺、遊びにも行けなくて、ストレス溜まってきちゃったよ」

「俺はケガさえ治ればいつでもいいよ」


何だろう・・・
かずと雅紀の間に、妙に緊張感を感じたのは、俺の気のせいなんだろうか。

今日もいつも通りに1日が始まり、いつも通りに1日が終わった。
病院へは約束通り、雅紀がついてきた。


「潤、時間外だけどいいのか?」

「うん、大丈夫。悪い、ちょっと待ってて」


診察室に入った。


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