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知らない世界

第28章 初めての合コン

あまり気が進まないまま、土曜日がきた。
相手の女の子の一人がバイトしているお店。


「バイト先でも、居酒屋ってのがちょっと気になるんだけとな・・・」

「まぁまぁ・・・
飲む訳じゃないし、食べるだけだから・・・」

「まぁ、はめはずしそうになったら俺が止めればいいだけなんだけど」

「ったく櫻井は俺の事信用してないのかな?」

「そうじゃなくて、かずの事が心配なんだよ」

「もう子供じゃないってぇの」

「お待たせ」


俺達6人集まり、店の中に入った。
女の子達はまだ来ていない。
案内された座敷で少し待っていると、女の子達がやって来た。


「こんばんは。
木村君、お待たせしてごめんね」

「うん大丈夫。俺達も今来たところだから」


おぉ、これはよく聞くセリフだな。


「じゃあ、まずは注文しよっか。
てか、誰かここでバイトしてるんでしょ?
何がいいか、お任せするよ」


女の子6人、みんな結構可愛い。
木村とほか2人はノリノリ。
かずと雅紀も何気に目が輝いている。
興味がないのは俺1人。

飲み物が先に届き、それを手に持ち、順番に自己紹介をしていった。


「それじゃあ、乾杯!」

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