
知らない世界
第28章 初めての合コン
みんなそれぞれ違う道で帰って行った。
帰って行ったのか、何処かへ行ったのかはわからない。
俺はこのまままっすぐ家に帰りたい。
今すぐに・・・
「ねぇ松本君、ちょっと散歩しない?」
「あぁ・・・」
俺はぶっきらぼうに答えた。
居酒屋から出て駅に向かう途中に、彼女にとっていい具合にある公園を通った。
ポケットに手を突っ込んだまま、話しかけられない限りは黙ったまま歩いた。
「ねぇ松本君、そこのベンチに座って少しお話ししない?」
「あぁ・・・」
あぁ、早く帰りたい。
ベンチ座っても、俺は黙っていた。
「ふぅ・・・寒いね」
「そうだな」
「ねぇ、松本君て他のメンバーと違って無口だね。普段から?」
「無口ではない。連中よりは口数は少ないけど」
「あまり話せなかったけど、何か松本君カッコいいなぁって思って・・・」
「あっそう。それはどうも」
「松本君はその・・・
私の事どう思ってくれたかなぁって」
「どうって?」
「えっといいなって思ってくれたのかなって。
もしかして他の子のほうがよかったとか」
「みんな可愛いと思ったよ。
もちろん君も」
「本当・・・嬉しい!」
俺の腕を掴み、体をくっつけたきた。
何だこいつ。
帰って行ったのか、何処かへ行ったのかはわからない。
俺はこのまままっすぐ家に帰りたい。
今すぐに・・・
「ねぇ松本君、ちょっと散歩しない?」
「あぁ・・・」
俺はぶっきらぼうに答えた。
居酒屋から出て駅に向かう途中に、彼女にとっていい具合にある公園を通った。
ポケットに手を突っ込んだまま、話しかけられない限りは黙ったまま歩いた。
「ねぇ松本君、そこのベンチに座って少しお話ししない?」
「あぁ・・・」
あぁ、早く帰りたい。
ベンチ座っても、俺は黙っていた。
「ふぅ・・・寒いね」
「そうだな」
「ねぇ、松本君て他のメンバーと違って無口だね。普段から?」
「無口ではない。連中よりは口数は少ないけど」
「あまり話せなかったけど、何か松本君カッコいいなぁって思って・・・」
「あっそう。それはどうも」
「松本君はその・・・
私の事どう思ってくれたかなぁって」
「どうって?」
「えっといいなって思ってくれたのかなって。
もしかして他の子のほうがよかったとか」
「みんな可愛いと思ったよ。
もちろん君も」
「本当・・・嬉しい!」
俺の腕を掴み、体をくっつけたきた。
何だこいつ。
