知らない世界
第33章 逆恨み
「テメェらから先にかずんとこに手を出しておきながら、そんなの逆恨みじゃねぇか」
「逆恨みだろうが何だろうが、お前達に解散させられ俺達は路頭に迷ってんだ。
これくらいしなきゃ、気がおさまらねぇんだよ」
腕を掴んだまま、男の腹を蹴りあげた。
倒れ込んだ男を押さえ込もうと上に乗った。
「クッソー、離しやがれ・・・うっっっ」
もみ合っているうちに腕を刺された。
押し倒され逆に馬乗りされた。
「覚悟しな」
ヤバい!やられる。
刺された痛みをこらえ、男の腕を掴み必死に抵抗した。
もみ合いながら目に入った灰皿をとっさに握り、男の頭を殴った。
「う゛っっっ」
頭を押さえ、うずくまる男。
俺は起き上がり、ソファーに座った。
男は頭から血を流し、俺の事がまともに見えていないようだ。
ドスを取り上げようと男に近づいた。
「潤!」
名前を呼ばれ振り向くと、大野さんが立っていた。
「大丈夫か?」
「何とか」
「あっ、潤あぶない!」
その言葉に振り返ると男は立ち上がり、頭を抱えながらドスを俺に向け、向かってきた。
「あっ・・・う゛っっっ・・・」
「逆恨みだろうが何だろうが、お前達に解散させられ俺達は路頭に迷ってんだ。
これくらいしなきゃ、気がおさまらねぇんだよ」
腕を掴んだまま、男の腹を蹴りあげた。
倒れ込んだ男を押さえ込もうと上に乗った。
「クッソー、離しやがれ・・・うっっっ」
もみ合っているうちに腕を刺された。
押し倒され逆に馬乗りされた。
「覚悟しな」
ヤバい!やられる。
刺された痛みをこらえ、男の腕を掴み必死に抵抗した。
もみ合いながら目に入った灰皿をとっさに握り、男の頭を殴った。
「う゛っっっ」
頭を押さえ、うずくまる男。
俺は起き上がり、ソファーに座った。
男は頭から血を流し、俺の事がまともに見えていないようだ。
ドスを取り上げようと男に近づいた。
「潤!」
名前を呼ばれ振り向くと、大野さんが立っていた。
「大丈夫か?」
「何とか」
「あっ、潤あぶない!」
その言葉に振り返ると男は立ち上がり、頭を抱えながらドスを俺に向け、向かってきた。
「あっ・・・う゛っっっ・・・」