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知らない世界

第36章 さみしくて

あまりにも唐突な質問に、思わず口の中の物を吹き出してしまった。


「あっ、潤汚ねぇなぁ。
ちゃんと口を押さえろよ」

「何だよ、急に翔さんが変なこと聞いてくるからだろ」

「別に変なことなんかねぇだろ?
Hが良かったか良くなかったかを聞いただけじゃねぇか」

「そんなことを、わざわざ聞くなよ」

「聞きたくもなるだろ?
お前が朝からあんな状態に(硬く)なってるなんて
よっぽどの事なのかなって思ってな」

「それはその・・・
そんな事わざわざ聞かなくても・・・」

「わざわざ聞かなくても、あの姿見ればわかるってか?」

「うっ、うるせぇ!」

「お~お、やっぱ可愛いねお前は。
ごちそうさま」


食事も終わり、リビングに行く翔さん。


「今日は送らなくていいから」

「大野さんが来るの?」

「いやっ、神崎が来る。
何だ、大野に来て欲しかったのか?」

「すぐにそう言うことを言う・・・
ずっと大野さんだったからそう思っただけだろ」


後片付けが終わり、コーヒーを持ってリビングへ行った。


「はい、翔さん」

「おぉ、ありがとう。
しかしお前、朝から何考えてたんだよ」

「えっ!?それは・・・」

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