知らない世界
第37章 いやな客
あのお客は、俺に断られても懲りずに来る。
普通あんなことあったら来づらいよな。
「潤君!」
「あっ、あぁいらっしゃい」
頑張って笑顔を作る。
注文の品を持って行く度に、俺の手を触る。
ビールを持って行ったときに、エプロンのポケットに何かを入れた。
気にしないで仕事をしていると、また1人お客が入ってきた。
「いらっしゃいませ!」
その人は空いていた一番縁の席に座った。
俺はいつものようにおしぼりを持っていった。
「いらっしゃいませ。何になさいますか?」
「ビールと、あと・・・はっ!?」
「んっ?どうかされましたか?」
「あっ、いや・・・あっ、あと刺身を・・・」
「はい!大将、お刺身お願いします」
そのお客は俺を見て、驚いたようだった。
俺の事、知ってるのか?
俺は覚えがないけど。
「ビールお待たせしました・・・どうぞ」
俺はお酌をした。
「お客さん、この店初めて・・・ですか?」
「あぁ、前を通って、入ってみようかなって」
やっぱ初めてのお客さんだよな?
「そうですか、ありがとうございます。
ところでお客さん、もしかして俺にどこかで会ってますか?」
普通あんなことあったら来づらいよな。
「潤君!」
「あっ、あぁいらっしゃい」
頑張って笑顔を作る。
注文の品を持って行く度に、俺の手を触る。
ビールを持って行ったときに、エプロンのポケットに何かを入れた。
気にしないで仕事をしていると、また1人お客が入ってきた。
「いらっしゃいませ!」
その人は空いていた一番縁の席に座った。
俺はいつものようにおしぼりを持っていった。
「いらっしゃいませ。何になさいますか?」
「ビールと、あと・・・はっ!?」
「んっ?どうかされましたか?」
「あっ、いや・・・あっ、あと刺身を・・・」
「はい!大将、お刺身お願いします」
そのお客は俺を見て、驚いたようだった。
俺の事、知ってるのか?
俺は覚えがないけど。
「ビールお待たせしました・・・どうぞ」
俺はお酌をした。
「お客さん、この店初めて・・・ですか?」
「あぁ、前を通って、入ってみようかなって」
やっぱ初めてのお客さんだよな?
「そうですか、ありがとうございます。
ところでお客さん、もしかして俺にどこかで会ってますか?」