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「えっ!?・・・知らない知らない」

「そう・・・ですか。
さっきお客さん、俺の顔を見て驚いたように見えたから、どこかでお会いしてて、俺忘れてるのかと思って・・・」

「確かに驚いたよ。
俺を、俺達を惨めな思いをさせたヤツに、あまりにも似ているからね・・・」

「・・・!!あぁ・・そうですか。
俺がそいつでない事を願いますよ。
じゃあごゆっくり・・・また声かけてください」


あの人の目付き何だよ。
かたぎの目付きじゃねぇな。
どっかの組のヤツか？
それにあの台詞、襲ってきたヤツと同じこと言ってたし。


「潤君、ビールちょうだい！」

「はいっ、お待ちください」

「潤君、こっちもね」

「は～い！」


気のせいか、目線が気になる。
でも気にしない気にしない。
今は仕事に集中しなきゃ。


「潤君、あのメモ見てくれた？」

「ごめんなさい、忙しくてまだ・・・」

「そう・・・連絡待ってるから」

「おいっ、お勘定」

「はいっ、お待ちください。
よかっらまたお越しください」

「あぁ、仲間と一緒にまた来るよ・・・潤君」

「お待ち・・・してます」


１時間くらいして、目付きの悪い男は帰っていった。