知らない世界
第39章 終息
ご飯を食べる手を止めた。
「潤、もう食べないのか?
昨日は全然食ってないんだろ。ほら食えよ」
「俺、思い出しました。
俺を逃がしてくれて、それで見つかってかばってくれた神崎さんが刺されて・・・
俺、それを見てキレちゃって、ヤツらをボコボコにして・・・」
「落ち着け、潤」
「翔さんが助けに来てくれて、えっと・・・
車に乗ろうと、それから・・・それから・・・」
思い出していく度に、頭が痛くなってきた。
「もう終わったんだから・・・なっ、落ち着け」
「それから・・・あっ、大将!
大将が撃たれて、また俺キレちゃって、ドスを奪ってあいつに向かっていって・・・うっっっ」
「おいっ、大丈夫か?
先生呼んでやるからな」
「神崎さん・・・神崎さんは?
神崎さんはどうしたの?大将はどこですか?」
俺はベッドをおりて、足を引きずりながら歩き出した。
「おいっ潤、どうした?どこへいくつもりだ」
「神崎さんの病室・・・どこですか?」
「それは・・・」
「神崎さんの病室・・・大将はどうしました?」
2人を振り切って病室を出る。
壁をつたい、足を引きずりながらどこかわからない神崎さんの病室を探し始めた。
「おいっ坊主、何してるんだ!
車椅子持ってこい・・・待て坊主」
止められ車椅子に乗せられた。
「坊主、どこへ行く気だ」
「神崎さんが・・・大将が・・・
俺の身代わりで刺されて、撃たれて・・・
先生、神崎さんと大将はどこですか?」
「ん・・・」
「先生」
「・・・わかった。
店の大将は治療して帰っていた。
左腕だったから、まぁ不幸中の幸いってやつだ」
「そうですか・・・」
話ながらエレベーターに乗り、1つ下の階へ手術室がある階へおりた。
「潤、もう食べないのか?
昨日は全然食ってないんだろ。ほら食えよ」
「俺、思い出しました。
俺を逃がしてくれて、それで見つかってかばってくれた神崎さんが刺されて・・・
俺、それを見てキレちゃって、ヤツらをボコボコにして・・・」
「落ち着け、潤」
「翔さんが助けに来てくれて、えっと・・・
車に乗ろうと、それから・・・それから・・・」
思い出していく度に、頭が痛くなってきた。
「もう終わったんだから・・・なっ、落ち着け」
「それから・・・あっ、大将!
大将が撃たれて、また俺キレちゃって、ドスを奪ってあいつに向かっていって・・・うっっっ」
「おいっ、大丈夫か?
先生呼んでやるからな」
「神崎さん・・・神崎さんは?
神崎さんはどうしたの?大将はどこですか?」
俺はベッドをおりて、足を引きずりながら歩き出した。
「おいっ潤、どうした?どこへいくつもりだ」
「神崎さんの病室・・・どこですか?」
「それは・・・」
「神崎さんの病室・・・大将はどうしました?」
2人を振り切って病室を出る。
壁をつたい、足を引きずりながらどこかわからない神崎さんの病室を探し始めた。
「おいっ坊主、何してるんだ!
車椅子持ってこい・・・待て坊主」
止められ車椅子に乗せられた。
「坊主、どこへ行く気だ」
「神崎さんが・・・大将が・・・
俺の身代わりで刺されて、撃たれて・・・
先生、神崎さんと大将はどこですか?」
「ん・・・」
「先生」
「・・・わかった。
店の大将は治療して帰っていた。
左腕だったから、まぁ不幸中の幸いってやつだ」
「そうですか・・・」
話ながらエレベーターに乗り、1つ下の階へ手術室がある階へおりた。