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知らない世界

第40章 2代目

ある日の朝。


「おい潤、そう言えばお前、スーツとか持ってるか?」

「えっ?そんなの持ってねぇよ。
今のところ必要ねぇし」

「そっか、持ってないか・・・
じゃあ今日買いに行くか」

「何だよ急に・・・成人はまだ先だし」

「潤、ちょっとこっち来い」


ソファーの隣に座った。
 

「違う・・・ここ」


ソファーではなく膝の上に座るように言われた。
言う通り座ったけど、まともな話をするのになぜに膝の上?


「実は来週、組で会合があるんだけど・・・」


あっ、話し出した。


「若にお前も連れて来るように言われてるんだ」

「かずが何で俺なんか?」

「わからない。何も聞かされてなくて・・・」


わからない、俺も連れて来いって意味が。
真剣な話をしながら、俺の服のボタンを1つずつはずしていく意味もわからない。


「ただ連れてくるよう言われただけ。
お前は部外者とは思われてないんだよ。
だから普段の格好じゃまずいと思ってな」


ボタンを全部外し、前を開いた。


「何でもいいけど、大事な話をしながら何してんだよ」


抵抗しない俺も俺だけど。


「う~ん・・・
サイズを調べないとさ、いけないだろ?」

「サイズなんて、店でやってくれるだろ?
・・・あっ、あんっ」


両手親指で乳首をはじいた。


「どうした、気持ちいいのか?」

「バカッ・・・
話が終わるまでするなよ・・・あぁん」

「会合があるから来週、予定を入れるなってことと、このあとスーツを買いに行くってこと。
いいきっかけだから、全部揃えよう。
話はそれだけ。それじゃ・・・」

「えっ、何々・・・
ちょっと待った・・・あっ・あっ・あぁん」







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