
知らない世界
第40章 2代目
結局まかせるなんて言いながら、この色は俺には合わないとか、ここはこう言う感じてとか、色々注文している翔さん。
もう一度叫びたい・・・もちろん心の中で。
「も~、面倒くせぇ!」
チラリと俺の顔を見る翔さん。
“ヤバイ!”と言うと気分になった。
「ではこれでお作りしますね」
「来週会合があるんだ。
それまでに何とかなるかな?」
「そうですね・・・1着でよろしければ何とか」
「とりあえず1着でいいよ。
それなら黒の方を先に頼むよ」
「わかりました。
皆さんにはいつもお世話になってますから、これくらい何とでもしますよ」
「それじゃあ出来たら連絡してくれ」
「ありがとうございました」
「よろしく・・・お願いします」
店を出て車に乗り込むと、ぐったりとしてしまった。
「どうした潤」
「服買うのにこんなに疲れたの初めてだよ。
あ~疲れた」
「こんなことで疲れたなんて、情けねぇな」
「あんなにもスーツがハンガーにかかって売ってるんだから、それでいいじゃねぇかよ」
「バ~カ。
最初に自分にあった良いものを買って、手入れもちゃんとすれば長持ちするんだよ。
わかったか、クソガキ」
「うるせぇ!クソガキでわるかったな。
勝手なときばっかクソガキ扱いすんなよな」
「そう言うすぐすねるところがクソガキなんだよ。
まぁ、そう言ういろんなギャップが俺にとっては可愛いところでもあるんだけどな」
「バ~カ」
超恥ずかしい。
でも素直に嬉しい。
「飯食って帰るぞ」
「うん」
会合の前日、お店から連絡があり、服を取りに行った。
試着をしてみると、初めて着たとは思えないくらい、しっくりとした。
「こう言うことか」
そして次の日、訳もわからずそのスーツを着て、会合に出席した。
もう一度叫びたい・・・もちろん心の中で。
「も~、面倒くせぇ!」
チラリと俺の顔を見る翔さん。
“ヤバイ!”と言うと気分になった。
「ではこれでお作りしますね」
「来週会合があるんだ。
それまでに何とかなるかな?」
「そうですね・・・1着でよろしければ何とか」
「とりあえず1着でいいよ。
それなら黒の方を先に頼むよ」
「わかりました。
皆さんにはいつもお世話になってますから、これくらい何とでもしますよ」
「それじゃあ出来たら連絡してくれ」
「ありがとうございました」
「よろしく・・・お願いします」
店を出て車に乗り込むと、ぐったりとしてしまった。
「どうした潤」
「服買うのにこんなに疲れたの初めてだよ。
あ~疲れた」
「こんなことで疲れたなんて、情けねぇな」
「あんなにもスーツがハンガーにかかって売ってるんだから、それでいいじゃねぇかよ」
「バ~カ。
最初に自分にあった良いものを買って、手入れもちゃんとすれば長持ちするんだよ。
わかったか、クソガキ」
「うるせぇ!クソガキでわるかったな。
勝手なときばっかクソガキ扱いすんなよな」
「そう言うすぐすねるところがクソガキなんだよ。
まぁ、そう言ういろんなギャップが俺にとっては可愛いところでもあるんだけどな」
「バ~カ」
超恥ずかしい。
でも素直に嬉しい。
「飯食って帰るぞ」
「うん」
会合の前日、お店から連絡があり、服を取りに行った。
試着をしてみると、初めて着たとは思えないくらい、しっくりとした。
「こう言うことか」
そして次の日、訳もわからずそのスーツを着て、会合に出席した。
