知らない世界
第40章 2代目
翔さんの運転でかずの家に行った。
いつもなら普段着で言っている家なのに、スーツを着ているからか、景色が違って見える。
家の前には若い人達が物々しく立っている。
「おはようございます」
「ご苦労様です」
いつもと違う、気合いの入った挨拶に、俺はかなり戸惑っている。
「おっ、おはよう・・・ございます」
「おはようございます!ご苦労様です」
こんな俺にも翔さんと同様、しっかりとした挨拶してくれる。
こんな姿を見せるのも、みんなが見るのも初めてだから、俺を見たときの顔が“おっ!”って顔になっている。
緊張している場面で不謹慎だけど、それには正直笑えてきた。
中に入り、大広間に向かう翔さん。
俺は大広間には行かず、かずの部屋に思わず向かった。
「かず、いる?」
部屋からかずが出てきた。
「おはよう潤。何で大広間に行かないの?」
「何でって・・・
てか、何で俺を呼んだんだよ」
「今日は大事な話があるから、お前にも聞いておいた方がいいと思ってさ。
俺なんかより、組に関わってるだろ?」
「それはその・・・たまたま偶然で・・・」
「櫻井のこれからの事だから、お前がしっかりと聞いておいた方がいいから」
「ん・・・」
「若、皆さんお揃いになりました。
そろそろ大広間のほうに・・・」
「わかった、今行く。潤、行くぞ」
訳もわからず、かずに付いて大広間に向かった。
かずは組長さん、かずのお父さんが座るであろう隣に、翔さんはその近くに座っている。
俺は大野さんと後ろの方に座った。
いろんな組の組長さんだと思う、強面の人がたくさん並んで座っている。
誰もがみんな、“お前誰だ?”って顔をしている。
俺の肩をたたき、ニコッと微笑んでくれる大野さん。
でも俺は・・・
「超こわい・・・チビりそう」
いつもなら普段着で言っている家なのに、スーツを着ているからか、景色が違って見える。
家の前には若い人達が物々しく立っている。
「おはようございます」
「ご苦労様です」
いつもと違う、気合いの入った挨拶に、俺はかなり戸惑っている。
「おっ、おはよう・・・ございます」
「おはようございます!ご苦労様です」
こんな俺にも翔さんと同様、しっかりとした挨拶してくれる。
こんな姿を見せるのも、みんなが見るのも初めてだから、俺を見たときの顔が“おっ!”って顔になっている。
緊張している場面で不謹慎だけど、それには正直笑えてきた。
中に入り、大広間に向かう翔さん。
俺は大広間には行かず、かずの部屋に思わず向かった。
「かず、いる?」
部屋からかずが出てきた。
「おはよう潤。何で大広間に行かないの?」
「何でって・・・
てか、何で俺を呼んだんだよ」
「今日は大事な話があるから、お前にも聞いておいた方がいいと思ってさ。
俺なんかより、組に関わってるだろ?」
「それはその・・・たまたま偶然で・・・」
「櫻井のこれからの事だから、お前がしっかりと聞いておいた方がいいから」
「ん・・・」
「若、皆さんお揃いになりました。
そろそろ大広間のほうに・・・」
「わかった、今行く。潤、行くぞ」
訳もわからず、かずに付いて大広間に向かった。
かずは組長さん、かずのお父さんが座るであろう隣に、翔さんはその近くに座っている。
俺は大野さんと後ろの方に座った。
いろんな組の組長さんだと思う、強面の人がたくさん並んで座っている。
誰もがみんな、“お前誰だ?”って顔をしている。
俺の肩をたたき、ニコッと微笑んでくれる大野さん。
でも俺は・・・
「超こわい・・・チビりそう」