
知らない世界
第41章 襲名披露
白い割烹着に着替え、料理を運ぶ俺を見た組長さん達は、ほとんどの人が“お前は何者なんだ?”的な顔をしていた。
“お前さっきまで後ろで座ってたよな”的に2度見する人もいた。
そんなことは全く気にしないで料理を運び、お酒を運んだ。
組長さん達に料理を運び終わると、控え室にいる人達にも料理を運んだ。
「お前、ここの若の友達だって?」
どこの組のお連れの人かわからないけど声をかけられた。
「はい、高校が同じで今でも仲良くしてもらってます」
「ここの組員なのか?」
「組員じゃないです。
でも組の人達にはとてもよくしてもらってます」
「噂では、おまえのおかげで名張を解散させることができたって聞いたけど」
「自分は何もしてないです。
その件は、むしろ自分が皆さんに迷惑をかけたと思ってます」
「なかなか度胸があって、喧嘩も強いらしいじゃないか」
「そんなことないですよ」
どこの組の誰かもわからない人と話す俺。
何だかみんな俺に興味津々。
何がどうしてか、名張の出来事はいろんな組に知れわたっていた。
まぁ1つの組が潰れたんだ、知らない方がおかしい。
そこにわけのわからないガキがいれば、噂にもなるよね。
「おい潤、こちらにもお酒を・・・」
「えっ、でも皆さん帰り運転されていくんですよね?
お酒飲んだら危ないですよ」
「バカッ潤・・・」
「でも帰り事故したらいけないし・・・」
「お前、面白いやつだな」
「ヤ○ザ相手に真顔でそう言うことが言えるなんて、ヤンチャそうだけど意外と真面目なんだな」
「気に入った。
お前の言う通り、事故起こすといけないから酒はやめておくよ」
「ありがとうございます。
ではごゆっくり、何かあったら呼んで下さい」
“お前さっきまで後ろで座ってたよな”的に2度見する人もいた。
そんなことは全く気にしないで料理を運び、お酒を運んだ。
組長さん達に料理を運び終わると、控え室にいる人達にも料理を運んだ。
「お前、ここの若の友達だって?」
どこの組のお連れの人かわからないけど声をかけられた。
「はい、高校が同じで今でも仲良くしてもらってます」
「ここの組員なのか?」
「組員じゃないです。
でも組の人達にはとてもよくしてもらってます」
「噂では、おまえのおかげで名張を解散させることができたって聞いたけど」
「自分は何もしてないです。
その件は、むしろ自分が皆さんに迷惑をかけたと思ってます」
「なかなか度胸があって、喧嘩も強いらしいじゃないか」
「そんなことないですよ」
どこの組の誰かもわからない人と話す俺。
何だかみんな俺に興味津々。
何がどうしてか、名張の出来事はいろんな組に知れわたっていた。
まぁ1つの組が潰れたんだ、知らない方がおかしい。
そこにわけのわからないガキがいれば、噂にもなるよね。
「おい潤、こちらにもお酒を・・・」
「えっ、でも皆さん帰り運転されていくんですよね?
お酒飲んだら危ないですよ」
「バカッ潤・・・」
「でも帰り事故したらいけないし・・・」
「お前、面白いやつだな」
「ヤ○ザ相手に真顔でそう言うことが言えるなんて、ヤンチャそうだけど意外と真面目なんだな」
「気に入った。
お前の言う通り、事故起こすといけないから酒はやめておくよ」
「ありがとうございます。
ではごゆっくり、何かあったら呼んで下さい」
