知らない世界
第41章 襲名披露
次の日、ベッドを少し起こしてもらい、滅多に見ないテレビを見ていると、若い人が入ってきた。
「潤、小沢組の組長さんがいらっしゃったぞ」
小沢組の組長って・・・誰だ?
「どうぞ」
「お邪魔するよ。
具合の方はどうだね?」
俺に声をかけてきた、あの2人が襲ってきたときにまだいた組長さんだった。
「3発当たりましたが、運がいいことに全部急所を外れていて、命は助かりました」
「君のおかげで流れ弾に当たることなく助かった。礼を言うよ」
「たまたま早く気が付いただけです」
「おい・・・」
お付きの人から何かを受け取った。
「これは私から・・・」
俺に付いてくれている若い人が、青い布と言うか風呂敷に包まれたものを受け取った。
「何ですかこれ?」
「ここの病院代にでもしてくれ。
足りるかどうかはわからないけど、残りは当面の生活費にでもしてくれ」
「こんな事してもらったらダメです。
翔さんに怒られちゃいます」
「翔さん?」
「あっ、2代目の事です」
しまった!って思っていると、若い人がフォローをしてくれた。
「本当に君はこの世界の事を知らないんだな。
こう言うときは貰っておくものなんだよ」
「でも・・・」
「お気遣い、ありがとうございます」
代わりに若い人が受け取った。
「ところで、君は若の同級生て言うのはわかっているんだけど、2代目とどういう関係なんだ?」
「え~とそれは・・・」
返事に困っていると、襲名披露に来ていた他の組長さんが入ってきた。
入れ替わるように小沢組の組長さんは帰っていった。
その人も同じように風呂敷に包まれたもの置いていき、帰っていった。
「小沢組の組長さんはわかるけど、帰ってそこにいなかった組長さんまでお見舞いを持ってくるなんて、全く意味わかんないんですけど」
「潤、小沢組の組長さんがいらっしゃったぞ」
小沢組の組長って・・・誰だ?
「どうぞ」
「お邪魔するよ。
具合の方はどうだね?」
俺に声をかけてきた、あの2人が襲ってきたときにまだいた組長さんだった。
「3発当たりましたが、運がいいことに全部急所を外れていて、命は助かりました」
「君のおかげで流れ弾に当たることなく助かった。礼を言うよ」
「たまたま早く気が付いただけです」
「おい・・・」
お付きの人から何かを受け取った。
「これは私から・・・」
俺に付いてくれている若い人が、青い布と言うか風呂敷に包まれたものを受け取った。
「何ですかこれ?」
「ここの病院代にでもしてくれ。
足りるかどうかはわからないけど、残りは当面の生活費にでもしてくれ」
「こんな事してもらったらダメです。
翔さんに怒られちゃいます」
「翔さん?」
「あっ、2代目の事です」
しまった!って思っていると、若い人がフォローをしてくれた。
「本当に君はこの世界の事を知らないんだな。
こう言うときは貰っておくものなんだよ」
「でも・・・」
「お気遣い、ありがとうございます」
代わりに若い人が受け取った。
「ところで、君は若の同級生て言うのはわかっているんだけど、2代目とどういう関係なんだ?」
「え~とそれは・・・」
返事に困っていると、襲名披露に来ていた他の組長さんが入ってきた。
入れ替わるように小沢組の組長さんは帰っていった。
その人も同じように風呂敷に包まれたもの置いていき、帰っていった。
「小沢組の組長さんはわかるけど、帰ってそこにいなかった組長さんまでお見舞いを持ってくるなんて、全く意味わかんないんですけど」