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知らない世界

第42章 知らない世界

久しぶりに翔さんを感じ、久しぶりすぎてすぐにイってしまった俺。
そして翔さん。


「足腰立たなくしてやるのは、まだちょっと先だな」

「この場合“楽しみにしてる”って答えるのが正解なのか?
でも久しぶりに翔さんを感じられて嬉しい」

「可愛いなぁ・・・
お前のことをギャップ萌えって言うのかな?」

「うるせぇよ・・・さぁ飯食おうぜ」

「まだお前の中に入ったままだけど・・・」


俺の腰を掴み、2・3回下から突き上げた。


「あんっ・あんっ・・・だめっ」

「こうするとすぐに可愛らしくなるんだよな」

「も~・・・」

「ごめんごめん・・・すねるなよ。
じゃあ久しぶりにお前の料理を食べようか」


服を着直し、食事をした。
俺は退院したら翔さんに話したいことがあった。
入院中ずっと考えて考えて、ようやく出した答え。


「どうした潤、体調が悪いのか?」

「えっ・・・いや別に悪くないよ」

「体調じゃなかったら、何を考えてたんだ?」

「別に何も・・・」


いざとなると言い出しにくい。
考えはまとまっているのに、もう決めたことなのに言い出しにくい。
今日はやめておこう。
もう一度冷静になって、それでも気持ちが変わらなければ、そのときは翔さんに話そう。


「久しぶりのお前の料理、旨かったよ」

「翔さんと食べるとやっぱおいしいよ」


食後、これまた2人で久しぶりにお風呂に入り、そしてそのままベッドイン。
俺は翔さんの腕枕で胸の中にすっぽりとおさまって眠った。
完全に治っていない翔さんには、2回戦目・・・
と言う訳にはいかない。


「潤、愛してるよ」

「翔さん、俺も」


今日は久しぶりにいい夢が見られそうだ。

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