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夜空は百合の花を狂気的に愛す

第1章 ブドウ







家族が一気に3人も増えた朝


リビングに向かうといつもより少し気合いが入った朝ごはんを作るお母さんとコーヒーを優雅に飲む鏡夜さん

そして

私と同じ学校の制服を格好よく着こなしている夜くんと空くんがいた




「おはようユリさん」

「…おはよ」

「おはよう!2人とも私と同じ学校だったのね」

「うん、今日から編入するんだ」


そっかそうよね


こっちに移り住んできた訳だし、学校だって一緒になるのよね


てことは弟と一緒に学校に行く、とかちょっと憧れていたこともできるかも…


いやでも流石に姉と登校とか年頃の男の子としては恥ずかしくて無理よね。


ちょっとがっかりなんて思っていると意外にも夜くんと空くんの方から当たり前のように ユリさんそろそろ行こう と誘われた

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