夜空は百合の花を狂気的に愛す
第2章 オトギリソウ
トコトコと歩いていれば、私の事をジロジロと見てくる愛子に何よ?と視線を送る。
「ユリ、あんたさ…来た時に思ったけど何その暑苦しい格好?今、夏だよ?」
「えっ…あ〜日焼け、したくなくてちょっとね」
愛子が不思議に思うのも仕方ない。
私の今の格好は短パンに長袖の首まであるシャツを着ている。その上、肌が透けない厚い生地のシャツなので他から見たら暑苦しいに違いない。
もちろん日焼けを気にしている訳では無い。
起きてびっくり。上半身真っ赤なんだもの。
お風呂に入った時に身体に何個も赤いものがついていた。あの双子のちくっとしたのはこれだったのねって納得しながらまあ寝れば治るでしょと思っていた。
けどそう簡単にこの赤は取れないみたいだった。
それに…気のせいかもしれないけどされた時よりもっと増えているように感じた。
とりあえずこれを人様に晒すのは汚らしいので隠れる服にしたんだけど…
「上のボタン、少しくらい外したら?応援してたら暑くなるよ?体育館だし、日焼けしないっしょ」
「え!いっいいわよ!」
「はぁ!?見てるこっちが暑苦しいってのー!!」
ぎゃあぎゃあ騒ぎ立てる愛子を尻目にこうなった元凶の双子はというと…クスクスと笑っている。
あ、貴方たちねー…!!
「ユリ、あんたさ…来た時に思ったけど何その暑苦しい格好?今、夏だよ?」
「えっ…あ〜日焼け、したくなくてちょっとね」
愛子が不思議に思うのも仕方ない。
私の今の格好は短パンに長袖の首まであるシャツを着ている。その上、肌が透けない厚い生地のシャツなので他から見たら暑苦しいに違いない。
もちろん日焼けを気にしている訳では無い。
起きてびっくり。上半身真っ赤なんだもの。
お風呂に入った時に身体に何個も赤いものがついていた。あの双子のちくっとしたのはこれだったのねって納得しながらまあ寝れば治るでしょと思っていた。
けどそう簡単にこの赤は取れないみたいだった。
それに…気のせいかもしれないけどされた時よりもっと増えているように感じた。
とりあえずこれを人様に晒すのは汚らしいので隠れる服にしたんだけど…
「上のボタン、少しくらい外したら?応援してたら暑くなるよ?体育館だし、日焼けしないっしょ」
「え!いっいいわよ!」
「はぁ!?見てるこっちが暑苦しいってのー!!」
ぎゃあぎゃあ騒ぎ立てる愛子を尻目にこうなった元凶の双子はというと…クスクスと笑っている。
あ、貴方たちねー…!!