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夜空は百合の花を狂気的に愛す

第1章 ブドウ

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「三人は今日から一緒に住むの!
鏡夜さんはもちろんお母さんと一緒の部屋で双子君たちはユリの隣の空き部屋を使ってもらうことにしたわ」


「ん、わかった。
じゃあ、今日はもう私は寝るね」


1日に色々ありすぎて疲れたし…


「そう?じゃあついでに双子君たちに部屋案内してあげて。年齢は一緒でもユリはお姉さんなんだからね!」

「え…うん、わかった」


お母さんと鏡夜さんにおやすみなさいと言ってから2人に声をかける

「部屋、案内するね」


さっきは夜くんが怖く見えたけど手が冷たいから怖く思えただけよね…

夜くん、明るくてフレンドリーだし怖いなんて思うの変よ。うん勘違い。

そう一人自己完結して私は相変わらずにこにこしている夜くんとその後ろにずっと隠れている空くんを連れて2階の部屋に向かった。

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