僕は君を連れてゆく
第11章 ☆気象戦隊☆ARASHIレンジャー☆part3 合宿編
みんなで食卓を囲む。
不思議な感じがする。
つい、この間知り合ったのに。
東山「すまなかった!大丈夫だったか?」
ヒガシさんが慌ててリビングに入ってきた。
大野「お前、どこ行ってたんだよ!大事なときにいないで…」
櫻井「組織の奴等と思われるものが現れました。直接、何かをされたわけではありません。」
東山「そうか。早いな…」
「早い?」
東山「あぁ。まだまだ、彼らの素性が掴めないんだ。中居は見たことあるだろ?」
相葉「テレビによく出てるから顔は知ってるけど魔女みたいに黒い服を被っていたから口しか見えなかったよ。」
東山「そうか…」
櫻井「奴等について、わかってるだけでも教えてくれませんか?じゃないと、こっちも何も出来ない…」
松本「ロボット相手になら変身して闘うことができるけど、あいつらは人間だろ?出来ないよ…」
大野「甘いこと言ってんな…」
松本「あぁ?」
相葉「おおちゃん。どうしたの?」
大野「襲われかけたんだろ?あいつに。あいつは俺たちに言ったぞ。殺しておけばよかったって…」
櫻井「そんな…」
大野「攻撃しなきゃ、殺されんだよ…」
松本「じゃぁ、お前は出来んのかよ?人殺しをさ!」
大野「殺せなんて言ってないだろっ!」
櫻井「落ち着けよ。二人とも。」
「大野さんは…翔さんと潤くんが帰ってこなくて本当に心配してたんだ。何かあったんじゃないかって…」
大野さんは俯いた。
「怖かったんだよ。もう、会えないのかもしれないって…」
相葉「無事に帰ってきてくれて本当に良かった。」
「ヒガシさん…あいつらと闘う方法…教えてよ。俺らがまとまって闘えば勝てるんだろう?」
東山「二宮…いい顔だ。」
夕飯を食べ終えてから、また、地下室に集まった。
東山「それぞれのグローブにはある仕掛けをしてある。」
一番大きいモニターに黒のスーツを着た男がいる。
両腕を伸ばして手のひらを見せたら、稲妻のような音と光が出てきた。
東山「電流が流れるんだ。これで気絶させることができる。」
次にモニターの中の男は人差し指を見せて、左手でそれを包み、忍者みたいなポーズをした。
グッと両腕に力を入れたら、風が舞い上がり、台風のように渦になった。