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僕は君を連れてゆく

第35章 空の色


それから、バタバタと布団に移動した。

移動しながら引っ掛かっただけのような浴衣を
互いに脱がせあった。
もちろん、足に絡まっただけの下着も。

ニノを布団に座らせて、そばにあったペットボトルで喉を潤した。

「俺も…」

と言ったから口に水を含み、口移しした。
4~5回繰り返したら、ニノは布団に横になった。

「続きしよ?」

その言葉だけでイキそうだ…

さっきも、散々、触れた胸に舌を這わせると
ニノの体は弓なりになった。

それは、もっと、もっと、とねだるように思えて、俺は噛んだ。

「あぁっ!!」

と、腰をくねらせニノは果てた。

はぁはぁと息をしながら、睨む。

「痛いし…一人でイッちゃった…」

「後ろいい?」

色々、準備してきたけど、そんなの鞄のなかだし、
もう挿れたいし。

自分で、自分の人差し指を舐めてニノの後ろの口を撫でる。

ムズムズと動く口に俺は堪らなくて、舌を挿れた。

「ぁああ…やだ…」

風呂に入ったんだ、綺麗なんだもん。

それにいつか、やりたかった。

ニノの中心を握りながら、舌で後ろの口をひろげる。

だんだんと緩くなってくる。
空いてる手の指も一緒に挿れるとますます、ニノは声をあげる。

「気持ちいい?」

うんうん、と頷くニノ。

「も…いれてよ…」

と、呟いた。

ニノの中にゆっくりと入っていく。

ぎゅうと締め付けられる感覚はどんなものよりも気持ちがいい。

「…っはいったよ…」

汗でしっとりとした頬にキスをする

「…あったかい…」

「…ん…」

それから、ゆっくり、じっくり、ニノの中を
味わった。

精根つき果てるとはこういうことだ。

「おしり…穴あきそ…」

「もう、開いてるよ?」

…そうだけど…違う…と唇を尖らせるニノ。

「身体…大丈夫か?」

かけ布団から覗く素肌に触れる。

ん…って甘い声をだす。

「智…」

「…」

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