僕は君を連れてゆく
第38章 いつか王子様が
N said
そんなに必死に隠すってことは…
だって食べようとしてるし…
俺には言いたくないってことなんだ。
今は恋人だけど、これから先は違うの?
学生同士の遊びってことなの?
俺は…
俺は…
そんな風に思ったら泣けてきて。
それと同時に相葉さんのこと、こんなに好きになってたんだなぁって思った。
最初は男同士だし、何より誰かと付き合うとかも初めてだったから悩んだりしたけど、そんなのおかまいなしな相葉さんといると自然と笑顔になれてた。
「違う!違うよ!どこにも行かないよ!何でそんな風に考えるの?俺はずっとニノといるよ?」
ガバッと抱き締められた。
汗と混じったこの匂いが堪らなく好きで。
「ニノと離れるなんて俺が無理だよ…」
優しくて少し鼻にかかったこの声が好きで。
「…じゃぁ…」
「じゃぁ?」
「見せろっ!!」
机の上に置いたままのプリントを横取りした。
「あぁーーー!!!!だめぇーーー!!!」
「なに?なに?……………なに、これ?」
自分の顔が熱くなっていくのがわかる。
相葉くんの進路希望調査表。
「なんで、俺が嫁なんだよっ!」
嫁って平仮名だし。
もう、本当にこの人は…
「しかも、平仮名だし!」
「嫁なんて難しいよ~!わかんない!」
明るくキッパリというこの人は…
「バカ。」
恥ずかしいんだよ…
バーカ
「嫌だった?」
んなの…
「嫌じゃないっ!」
相葉くんの胸に飛び込んだ。
腕を回されてしっかりと抱き止めてくれて。
結婚したらこれが、永遠に俺のものになるんだ…
相葉さんが俺の顔を上を向けて、俺に顔を寄せてくる。
あ、キスされる…
目を閉じた。
………!!!!!
ドアが大きな音をたたて開いた。
思いきり相葉さんを突き飛ばしてしまって…
「あっ!相葉さん!ごめん!大丈夫?」
ドアを開けた女子は俺たちが何をしようとしてたか分かってなのか顔を真っ赤にして何やら机から取って早々に教室から出ていった。
見られた…
恥ずかしすぎる!!!
そんなに必死に隠すってことは…
だって食べようとしてるし…
俺には言いたくないってことなんだ。
今は恋人だけど、これから先は違うの?
学生同士の遊びってことなの?
俺は…
俺は…
そんな風に思ったら泣けてきて。
それと同時に相葉さんのこと、こんなに好きになってたんだなぁって思った。
最初は男同士だし、何より誰かと付き合うとかも初めてだったから悩んだりしたけど、そんなのおかまいなしな相葉さんといると自然と笑顔になれてた。
「違う!違うよ!どこにも行かないよ!何でそんな風に考えるの?俺はずっとニノといるよ?」
ガバッと抱き締められた。
汗と混じったこの匂いが堪らなく好きで。
「ニノと離れるなんて俺が無理だよ…」
優しくて少し鼻にかかったこの声が好きで。
「…じゃぁ…」
「じゃぁ?」
「見せろっ!!」
机の上に置いたままのプリントを横取りした。
「あぁーーー!!!!だめぇーーー!!!」
「なに?なに?……………なに、これ?」
自分の顔が熱くなっていくのがわかる。
相葉くんの進路希望調査表。
「なんで、俺が嫁なんだよっ!」
嫁って平仮名だし。
もう、本当にこの人は…
「しかも、平仮名だし!」
「嫁なんて難しいよ~!わかんない!」
明るくキッパリというこの人は…
「バカ。」
恥ずかしいんだよ…
バーカ
「嫌だった?」
んなの…
「嫌じゃないっ!」
相葉くんの胸に飛び込んだ。
腕を回されてしっかりと抱き止めてくれて。
結婚したらこれが、永遠に俺のものになるんだ…
相葉さんが俺の顔を上を向けて、俺に顔を寄せてくる。
あ、キスされる…
目を閉じた。
………!!!!!
ドアが大きな音をたたて開いた。
思いきり相葉さんを突き飛ばしてしまって…
「あっ!相葉さん!ごめん!大丈夫?」
ドアを開けた女子は俺たちが何をしようとしてたか分かってなのか顔を真っ赤にして何やら机から取って早々に教室から出ていった。
見られた…
恥ずかしすぎる!!!