僕は君を連れてゆく
第38章 いつか王子様が
―――
「あ、忘れ物した!取りに戻るから先に行ってて!」
スマホが見当たらないので教室に戻ることにした私。
教室の前まで来たら、話し声がする。
ドアを開けようしたら、その声の主が誰だが
分かってちょっと、躊躇った。
相葉くんだ…
二宮くんもいる。
ちょっと言い争いをしてるような。
喧嘩でもしてるのかな。
二人が喧嘩なんてよっぽどだ。
ここは止めないと。
勇気を出してドアを開けた。
相葉くんの腕の中で目を閉じている二宮くん。
その二宮くんに目を閉じて顔を寄せる相葉くん。
が、
二宮くんは相葉くんを突き飛ばして相葉くんは椅子におしりをぶつけている。
「あっ!相葉さん!ごめん!大丈夫?」
二宮くんは私と相葉くんを見てる。
顔を真っ赤にしてワタワタしてる。
喧嘩…してるんじゃなかった。
二人の顔を見れば分かる。
きっと、きっと…
やっぱり、やっぱり二人は…
それで今、二人は…
キスするところだった。
あ~
私ってば…
「…お、お邪魔しましたっ!」
廊下を全速力で走る。
まさか、まさか。
あんなところに出くわすなんて。
私ってば…
二人ともなんか、なんていうの…
走ってるからなんだけど、
私の胸はドキドキしてる
でも、走ってるだけじゃない。
すごくドキドキしてる。
キス
私にもいつか、素敵な王子様が現れるかな。
「あ、忘れ物した!取りに戻るから先に行ってて!」
スマホが見当たらないので教室に戻ることにした私。
教室の前まで来たら、話し声がする。
ドアを開けようしたら、その声の主が誰だが
分かってちょっと、躊躇った。
相葉くんだ…
二宮くんもいる。
ちょっと言い争いをしてるような。
喧嘩でもしてるのかな。
二人が喧嘩なんてよっぽどだ。
ここは止めないと。
勇気を出してドアを開けた。
相葉くんの腕の中で目を閉じている二宮くん。
その二宮くんに目を閉じて顔を寄せる相葉くん。
が、
二宮くんは相葉くんを突き飛ばして相葉くんは椅子におしりをぶつけている。
「あっ!相葉さん!ごめん!大丈夫?」
二宮くんは私と相葉くんを見てる。
顔を真っ赤にしてワタワタしてる。
喧嘩…してるんじゃなかった。
二人の顔を見れば分かる。
きっと、きっと…
やっぱり、やっぱり二人は…
それで今、二人は…
キスするところだった。
あ~
私ってば…
「…お、お邪魔しましたっ!」
廊下を全速力で走る。
まさか、まさか。
あんなところに出くわすなんて。
私ってば…
二人ともなんか、なんていうの…
走ってるからなんだけど、
私の胸はドキドキしてる
でも、走ってるだけじゃない。
すごくドキドキしてる。
キス
私にもいつか、素敵な王子様が現れるかな。