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僕は君を連れてゆく

第38章 いつか王子様が

―――


あれから、私はやっぱり二人の姿を追ってしまう。


二人はというと…

相葉くんは、分かりやすいくらいに私を避けてる。

二宮くんとはそもそもそんなに話をしなかったから
いつもと変わらないけど。

でも、あんな姿を見てしまったんだから当然と言えば当然なんだけど。


二人の間に流れる空気はさらに強く、濃くなったように感じる。


穏やかで清らかな。
時に眩しいくらいの。


恋ってこういうことなのかな。


きっと、楽しいことばかりじゃないと思う。

時には誰かを傷つけてしまうかもしれない。

でも、それさえも厭わない、心を感情を揺さぶられるのが恋なのかなぁ。

私もいつか、二人のような恋がしたいです。





おわり



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