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僕は君を連れてゆく

第5章 ☆気象戦隊☆ARASHIレンジャー☆

―グリーンside―

ここなんだろう?ヨコ、どこ行ったんだろう?
整列しろって…
一発芸なんて出来ないよ…

どうしよ…トイレに行ったのかな?

不安で仕方なくてトイレに友人のヨコを探しに来た。
「いないな…」

個室に入って便器に座った。

しばらくしたら、コンコンとドアを叩く音がした。

えっ?隣、誰か入ってるっけ?

コンコン

恐る恐るドアを開けたら、おじいちゃんがいた。

「どうぞ。」

「うむ。」

手を洗ってトイレを出ようしたら、キラキラっのイケメンが入ってきた。
思わず目で追ってしまった。

「なに?」

「握手してください‼」

芸能人に会っちゃったよ~!お母ちゃんに自慢しよう‼

結局、ヨコと探偵になれるオーディションを受けて俺は最終審査で落ちてしまった。
ヨコは最終審査を通っていたので、控え室で待ってたはずだったのに、気が付いたらトイレを譲ったおじいちゃんの前で原色のスーツを着て、並んでいたんだ。

「Youたち。今日からヒーローだよ‼」

おじいちゃんが言った。

「オーディションに落ちたのにいいのかな…」

赤のスーツを着た人は仁王立ちでおじいちゃんをずっと睨んでるのかな…

青のスーツの人は…動かないな…

ヨコ…受かったかな?

スーツの説明をおじいちゃんがしてる。

10倍跳べるって…

「とぅ!あっ!いてぇ‼」
軽く跳んだら、天井に頭をぶつけた。

笑いが起こった。

「大丈夫?」
紫のスーツの人が手を貸してくれた。

俺は相葉雅紀、グリーンだよ!

みんないい人そうだよね。

なんか、楽しくなってきたよ‼

お母ちゃん!

俺、ヒーローになっちゃったよ!!!




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