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僕は君を連れてゆく

第40章 沼

―said O


松本くんと別れたあと、CDショップに寄った。
「ふるさと」のCDを買った。

「CDって結構、高いんだな…」

お財布は寂しくなったけど、それでも満たされてる俺の気持ち。


「ただいまー」

部屋に入り、CDをかける。

松本くん…

松本潤くん…

「カッコいいなぁ…野球部なのになんであんなに色白なんだろう。」

手首につけてるアクセサリーは親父さんから高校入学の時にプレゼントされたものだそうだ。

うちの親父なんてノートだぞ…

俺の歌を褒めてくれた。

ピアノも上手いって褒めてくれた。

松本くんともっと、一緒にいたい。

もっと、上手いって褒めてもらいたい。

あの笑った顔をもう一度見たい。

あの笑い声をもう一度聞きたい。

俺の家にはピアノはないから音楽室で練習するしかないし。

「いいこと思い付いたな…」

明日、中居先生にお願いしてみよう。
きっと、いいよって言ってくれるはず。

「さとしー!ご飯だよー!」

「はーい!」

早く、明日にならないかな。

寝る前にもCDを聞いて、松本くんを思い出して。

もしかしたら、夢に出てきてくれるかも…なんて。

松本くんの歌も聞きたいな。

俺のピアノに合わせて松本くんが歌うんだ。

「綺麗な顔だよな…」

松本くんが歌う姿を想像したら…

「…っつ…やべぇ…」

俺の中心が熱くなってきた。
そこに手を伸ばして触れる。
だんだんと形を成してくソレ。
下着の中に手を入れて、先端を擦るとジワッと溢れてくる。

「…松本くんっ…」

松本くんを想像しながら、一人でシタ…

シちゃった…

「…はぁ…、気持ちいい…」

今まで見てきたエッチな動画よりもずっとイッパイ出ちゃったし。

女よりもいい。

クセになりそう…

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