
僕は君を連れてゆく
第40章 沼
妬くんだ…
へぇー
「妬くなよ…」
俺を見上げる大野の顔は赤く染まっているし、さっきは笑って涙流してたから潤む瞳。
大野の首に腕を回して引き寄せてキスをする。
「んっ…んふっ…」
俺たちが出すこの音は、大野が弾くピアノなんかよりずっと心地よくて、もっと、もっとって。
「大野…」
「潤…」
唇を離すと俺たちを繋ぐ銀の糸。
大野が唇をぐっと拭って唇を結んだ。
それが、合図だった。
「ま、待って…」
「すっと、ずっと見たかった…やっぱり、綺麗…」
俺をベッドに座らせて覆い被さってきた大野は、
今まで見たことないような顔で。
それを俺しか知らないんだと思ったら、
全てを許してしまえる気がした。
俺のTシャツを脱がすと、脇腹を撫でてくる。
俺の体を舐めるように見てくる。
背筋がゾワゾワとして、頭がクラクラしてくるし、俺のソレが熱くなってくる。
「松本くん…、好きっ…松本くん…」
「ぁ、はぁ…もぅ…」
俺の名前を呼んで、体を触る大野。
カチャカチャと自分の制服のズボンを脱いで
自分で自分のソレを扱く大野。
クチャ、ヌチャとリズミカルな音がする。
俺のスウェットのズボンと下着を脱がして、
俺のソレに触れた。
「あぁぁぁ…」
俺の太ももに熱いものがかかった。
「もぉ…あぁ、松本くんの、見たら…イッちゃった…」
少し頭を持ち上げて見たら大野のが俺の太ももに着いてて…
「…っつ…バカ…」
「可愛い…松本くん…」
俺にキスをして俺のを握り上下に擦る。
キスの音と擦るその音が…
「…っあああ…んっ…」
「松本くんの…」
イって、頭がボッーとしてるのに、大野は俺が吐き出したのがたくさん着いてる手を舐めてた。
「っつ!なぁにしてんだよっ!」
ビックリしてやめさせようとしたのに、大野の顔があまりにエロくて…
「松本くん…」
俺の蕾に大野の指が。
「お尻も綺麗…」
ちょっと、前から思ってたけど…
