僕は君を連れてゆく
第41章 理由
Sho
「松本先生、ちょっと、診てもらえる?」
「どうした?」
「外来に来たんだけど、腹部の張りがすごいんだ。」
「エコー貸して!」
「イレウスかなって思うんだけど…」
「採血して!CT撮ろう!」
松本先生を見ているとあんな風に、いつも自信を持っていたいと思う。
神経をすり減らしながら、がむしゃらに命を救う現場で毅然した態度を取る松本先生に惹かれた。
適切な判断と正確な技術。
救命のために生まれてきたんじゃないか、と思うくらい。
「翔…」
「じゅ、ん…」
自分の部屋に最後に帰ったのはいつだろう。
「っん…あぁ…」
「いい…あんっ…んっ…」
顔が見たくて、声が聞きたくて。
ここに帰ってきてしまう。
顔を見たら止められない。
俺を貫く熱い塊が、俺を欲しいと硬度を増す。
「んぁ…あ、あ…」
「イク…」
「いいよ、俺も…」
互いの熱が俺の体を濡らす。
燃え尽きてもう体に力が入らない。
「も…動けな…」
「翔…」
フルに働いたあとのセックスはなにがなんだか。
余韻を楽しむ、というとカッコいいけれど。
動かしたくない体にムチを打ち、起きあがる。
「今日は?」
「脳外科のカンファに顔出す。」
「あっ!藍沢先生と白石先生、結婚決まったんだってね?」
「白石のどこがいいんだが…お堅いんだよな…」
「また、そんなこと言って…」
立ち上がろうとしたら、急に腕を引っ張られて、潤に覆い被さる態勢になってしまい。
「あぶねぇ、なんだよ!」
「ん?やっぱり翔だよなって!」
チュッとキスされて。
ん?と首を傾げたら
「俺が、白石のどこがいいんだよって聞いたら、理由なんかないって。気がついたら隣にいたって。」
「それが、潤にとっては俺ってこと?」
「そう。好きな理由なんてない。でも、好きで好きで仕方ない。」
足を絡めお尻をやわやわと揉む。
「今夜はもう無理…」
「俺も…」
顔を見合せ笑う。
「松本先生、ちょっと、診てもらえる?」
「どうした?」
「外来に来たんだけど、腹部の張りがすごいんだ。」
「エコー貸して!」
「イレウスかなって思うんだけど…」
「採血して!CT撮ろう!」
松本先生を見ているとあんな風に、いつも自信を持っていたいと思う。
神経をすり減らしながら、がむしゃらに命を救う現場で毅然した態度を取る松本先生に惹かれた。
適切な判断と正確な技術。
救命のために生まれてきたんじゃないか、と思うくらい。
「翔…」
「じゅ、ん…」
自分の部屋に最後に帰ったのはいつだろう。
「っん…あぁ…」
「いい…あんっ…んっ…」
顔が見たくて、声が聞きたくて。
ここに帰ってきてしまう。
顔を見たら止められない。
俺を貫く熱い塊が、俺を欲しいと硬度を増す。
「んぁ…あ、あ…」
「イク…」
「いいよ、俺も…」
互いの熱が俺の体を濡らす。
燃え尽きてもう体に力が入らない。
「も…動けな…」
「翔…」
フルに働いたあとのセックスはなにがなんだか。
余韻を楽しむ、というとカッコいいけれど。
動かしたくない体にムチを打ち、起きあがる。
「今日は?」
「脳外科のカンファに顔出す。」
「あっ!藍沢先生と白石先生、結婚決まったんだってね?」
「白石のどこがいいんだが…お堅いんだよな…」
「また、そんなこと言って…」
立ち上がろうとしたら、急に腕を引っ張られて、潤に覆い被さる態勢になってしまい。
「あぶねぇ、なんだよ!」
「ん?やっぱり翔だよなって!」
チュッとキスされて。
ん?と首を傾げたら
「俺が、白石のどこがいいんだよって聞いたら、理由なんかないって。気がついたら隣にいたって。」
「それが、潤にとっては俺ってこと?」
「そう。好きな理由なんてない。でも、好きで好きで仕方ない。」
足を絡めお尻をやわやわと揉む。
「今夜はもう無理…」
「俺も…」
顔を見合せ笑う。