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僕は君を連れてゆく

第6章 ☆気象戦隊☆ARASHIレンジャー☆part2


ドアが開いて、ぞろぞろと3人が入ってきた。

「おはよう」

5人の声が揃った。

そして、

「さぁ、席につけ~」

東山が入ってきた。

いよいよ、始まる。


東山はチョークを手に取り、黒板に

“人”

と、書いた。

「なんて、書いてみたり…」
と、笑った。

こいつ…読めないな…

「改めて…ここで働く東山だ。今日からみんなと一緒に学んでいきたいと思う。よろしく!」

凛々しいんだよな…

「っと…」
東山が大野さんを指差した。

みんな一斉に大野さんを見た。

動かない。

寝てんの?

足で椅子を蹴ってみた。

マジ寝かよ…

「ぉい!」

声かけても起きそうない。

東山の方を見たら、ニヤリと笑って大野さんに近づいた。

思いっきり、凸ピンかまされて…

大野さんは椅子から転げ落ちた。

「ぃってぇぇぇぇえ!!!!!」

オデコが、真っ赤だ。

俺達は大笑いした。

「寝すぎですよ、大野さん…」

「寝てないし…」

起こしてあげようと手を差し出したら握ってきた。

「大丈夫ですか?」

「ぁあ。サンキュ。」

オデコをなでなでしている。

痛そうだったな…

「ここに、君たちが集まった理由だが…最近、ある企業が開発したロボット、Ars0915を知ってるかな?そのロボットは実に素晴らしい。見た目も…本当に人間のようだ。能力も優れている。そのために、そのArs0915を犯罪に利用する奴等が出てきた。」

聞いたことがある。

そのロボットは本当にすげぇもので記憶力や計算能力なども優れていて、足の速さなどの身体能力もずば抜けていいとか。

人間じゃなくて、そいつをオリンピックに送り込めば金メダル総なめだ!とか軍事境界線へ派遣し危険任務を遂行させようなど政治家たちが話しているとか…

でも、その企業には悪い噂もある。

「で、その企業“SMAP”だが…トップの中居がその犯罪に大きく加担して報酬を得ていると噂されている。そのロボットたちが起こす犯罪を未然に防ぐことと、“SMAP”の本当の目的を知りたいんだ。」


「本当の目的?」

目的って…日本を乗っ取ってやろう!とかそんなこと考えてんのか…



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